お正月と言えば、門松や鏡餅に羽根突きなどさまざまなイメージが浮かぶと思いますが、その中でも特におせちは外せません。おせち料理は地域によって様々で、その土地独特の郷土料理を楽しめるものでもあります。そもそもおせちとは何のためにあるのでしょうか。お正月さまを迎える三が日に、女性が家事から解放されるように作り置きしておけるものとして作られたという由来があります。

確かに、毎日食事の支度をする女性たちにとって、お正月くらいは少しお休みしたいというのももっともでしょう。しかし、今の社会にとっては、むしろ年末に細かいお料理をたくさん作らなければいけないのはかえって大変かもしれません。また、おせち料理には食材や料理によっていろいろな思いが込められています。海老が入っているところも多いのではないでしょうか。

海老のように腰が曲がるまで長寿であれという思いが込められています。昆布巻きをはじめとしてこぶを使った料理が入っているのは、「喜ぶ」という言葉にかけているためです。数の子など魚卵が含まれるのは、子宝に恵まれますように・子だくさんでありますようにという願いが込められています。そのほかにも田作りは一年豊作であるように、黒豆はマメに働く一年であるようになど、ひとつひとつに意味があります。

毎年多くの人が新年の初めに口にしているであろうおせち料理、次の年は意味を踏まえて家族みんなで支度して、込められた願いとともに味わうのも良いかもしれません。おせちのことならこちら

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